腸活をやってみたいけど難しそうで、なかなか実践できない。なにをすれば良いのかわからない、という方にオススメしたいのが、朝だけ腸活することです。
腸は、消化吸収や、便を作るだけの器官でなく、血液の質を決める体の要。腸が良い状態なら質の良い血液が全身に行き渡り、太りにくくなったり、美肌になったり、冷えや肩こりが改善したりと、メリットがいっぱいです。腸は自律神経に支配され、腸を健康に保てば自律神経も整うので、病気のリスクが減り、精神も安定します。
特に朝に腸活を行うと体内時計が正常に働き、1日の自律神経リズムが整うので、腸の機能を高めてくれます。美腸を手に入れるには朝の習慣が重要ということです。
4つの習慣を身につけよう
腸のメンテナンスをすることで、全身の機能が健全に動き、健康な体へと導いてくれます。肌荒れや、便秘に悩んでる方は是非実践してみましょう。
1.コップ1杯の水分を一気に飲む
まず朝1番で行いたいのが、コップ一杯の水を飲むこと。これは便秘解消としては定番の方法ですが、実は飲み方と量にポイントが。一気に飲むことで胃と腸に反射が起こり、腸の動きが活発になって自然な便意が起きやすくなります。目覚めの水を習慣に。
2.ストレッチで腸を刺激
次に行いたいのが、ストレッチ。排泄機能が高まる朝に、ひねり運動や腰回しなどの腸を刺激するストレッチを行うことで、つまっていた便がどんどん動き、気持ちよいお通じが。
1.イスに浅く座って足を組み、お腹をねじるように片側へひねったまま「吸う・吐く」を10呼吸。身体を戻したら足を組み替え、逆側も同じように行います。息を吸うときはひねったお腹をふくらませるようなイメージで、大げさなくらいの呼吸を意識しましょう。首は長く伸ばし、余計な力を入れて肩をすくめないように注意してしてください。
2.片手を上げ、身体を倒して「吸う・吐く」を10呼吸繰り返したら、身体を戻して逆側に倒し、同じように10呼吸。下の手は床に近付けるようにまっすぐ伸ばし、身体は真横に倒しましょう。倒すときは体幹を使い、腰骨から肋骨の間を広げるようなイメージで行いましょう。
3.朝食の前にスプーン2杯分のオイルを
オイルをとると便が油でコーティングされてスルッと出やすくなります。小腸を刺激して排便を促すオリーブ油か、中性脂肪値を下げる働きがあるアマニ油などがおすすめ。
飲むのが苦手なら、サラダや納豆にかけたり、スムージーに入れると飲みやすくなりますよ。
4.乳酸菌&食物繊維で善玉菌を増やそう
朝食には、腸内の善玉菌を増やす乳酸菌が豊富な発酵食品や、腸の働きを活発にする食物繊維の多い食品をとりましょう。食物繊維は便の水分量を増やして柔らかくする水溶性食物繊維が特にオススメです。イチオシは乳酸菌と水溶性食物繊維が同時にとれる、大根おろしヨーグルト。はちみつやオリゴ糖を加えると食べやすくなります。
ほかには、オクラ入り納豆や、なめこの味噌汁を朝食にプラスするのもいいですね。
朝だけ腸活で朝の時間を有意義に過ごそう
朝の時間にできる4つの週間をご紹介しました。昼は仕事で思うように腸活が出来ない方や、夜も思うように時間が取れない。そんな忙しい方も、是非実践して、ご自身のお体の変化を感じて見てください。