愛腸習慣で免疫細胞の増加が明らかになりました

愛腸習慣が腸内環境に与える影響を、静岡県立大学と共同で研究しました。

小石安之助商店は静岡県公立大学法人静岡県立大学 薬学部 免疫微生物学 梅本英司教授とマウスを用いて愛腸習慣が腸管免疫に与える影響の解析を令和4年3月1日~令和5年9月30日の期間で共同研究を実施しました。

腸管には身体の半分以上の免疫細胞が存在すると言われています。
その腸管免疫系に愛腸習慣がどのような作用をもたらすか、マウスの腸管組織における免疫細胞集団の変化を観察することで評価しました。

図1:各群1個体の解析例。図中の数字は免疫細胞全体におけるIgA産生細胞の割合を表す。IgAは免疫グロブリンの一種であり、腸内細菌叢の制御に重要な役割を果たす。
図2:解析した全個体におけるIgA産生細胞の割合をグラフ化(各群4または5匹)。p<0.05は95%以上の確率で統計的に差があることを意味する。

実験方法として、まず、水で懸濁した愛腸習慣(20mg/回)または水(対照群)を実験用マウス(B57BL/6 雌マウス(各群4~5匹、6週齢))に1日おきに4週間、経口ゾンデを用いて経口投与しました。
その後、安楽死させたマウスから小腸を採取して、酵素(コラゲナーゼDおよびDNase I)消化を行った後、免疫細胞が含まれる画分を調製しました。続いて、図に示した蛍光抗体を加えて、フローサイトメトリー(レーザーを用いた細胞分析装置)による解析を行いました。

その結果、愛腸習慣を摂ることで、小腸の免疫細胞(IgA産生細胞)が増加することがわかりました。

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