子宮内フローラという言葉を知っていますか？ 実は腸内だけでなく、子宮内にも乳酸菌がいることが近年の研究で明らかになりました。そして、この乳酸菌が、妊娠に大きく関係しているのがわかったのです。
子宮内の乳酸菌の割合を上げることで、着床・妊娠率を上げることができます。妊活の為にも、今すぐ乳酸菌を摂り始めよう！ と思った方に、乳酸菌の摂り方のコツをお教えいたします。
乳酸菌が妊娠に影響するのはなぜ？？
子宮内には、ラクトバチルス菌という乳酸菌が存在すると言われています。これは善玉菌で、腸内フローラにおける善玉菌と同じ働きをしています。この乳酸菌が減少しバランスが崩れてしまうと、膣内や子宮内の雑菌が増えて子宮内膜炎や卵管炎などの炎症を起こしてしまい、流産や早産のリスクを上昇させてしまうのです。
つまり、妊娠中の乳酸菌は、ウイルス感染や他の菌が増殖できない環境を作ることで、胎児を感染症から守る役割を果てしてくれるのです。そこでできるのが、体内フローラが好んでくれる食習慣、体作りです。腸内・子宮内フローラを改善するために、簡単にできることは、善玉菌が好むヨーグルトなど発酵食品とオリゴ糖、食物繊維を摂取することなのです。
妊活のために自分に合った乳酸菌を見つけてみよう
妊娠するためには、乳酸菌を増やすことが重要です。普段、便秘になりやすいと感じているのであれば、妊娠にも影響する腸内フローラも一緒に整えていきたいですね。まずは、善玉菌が好むヨーグルトなどに含まれている乳酸菌を見つけましょう。乳酸菌を摂ると、腸内の善玉菌が増え、悪玉菌が減ります。そうすると便秘が解消し腸内環境が良くなります。
しかしこの乳酸菌、なんでもいいわけではありません。腸内環境は人それぞれ。他の人には良かったヨーグルトが、あなたにも合うとは限らないのです。自分に合った乳酸菌を見つける方法は、自分が合っていると感じられるヨーグルトをひとつひとつ試していくことです。まずは、1つのヨーグルトを2週間食べ続け、便の様子を観察してみましょう。スッキリ出るときのヨーグルトが、あなたにいちばん合った乳酸菌が配合されているヨーグルトということになりますね。
妊娠のために乳酸菌は毎日とりましょう
自分に合った乳酸菌でも、たまにしか食べないのなら変化を感じることはできません。腸内環境を整えたいのなら、乳酸菌を必ず毎日摂ることが大切です。なぜなら、乳酸菌は長時間腸内にとどまることができないからです。
乳酸菌で腸内環境を整えるためには、毎日乳酸菌を食べ、毎日腸に乳酸菌を送り込むことが大切なのです。妊娠しやすい体作りのために、常に腸内に乳酸菌がある状態を保つように心掛けてみましょう。
