寝る前も意識しよう 腸活は夜の時間もとっても大事

腸活は夜の過ごし方も、とても重要です。夕食後にデザートや夜中お腹が空いたらお菓子を食べたりしていては、日中に意識して過ごしていても台無しになってしまいます。今回は腸に良い夜の時間の過ごし方をご紹介していきます。

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寝る前3時間の空腹が、腸の働きを良くする

外食や飲み会の機会が減りつつある昨今、夜はお家でディナー派という方が多いと思います。時間にゆとりができたことをきっかけに食生活を見直してみてはいかがでしょうか。なかでもおすすめなのが、寝る前3時間は何も食べないというルールを習慣づけることです。
夜遅くまでだらだら食べてしまうと、太りやすくなるだけでなく、内臓が休まりません。寝ている間に消化をしなければならず、眠っても身体が休まらず疲れが溜まってしまいます。寝る前3時間は食べないことを習慣づけると、朝の覚めがちがうばかりか、頭や心もすっきりします。
食べてすぐに寝る状態は、消化を遅らせ、腸の動きを弱くさせます。少し空腹を感じて寝るくらいが非常にベストです。寝ている間に腸がよく動くことで、次の朝の快便につなげることができるからです。

腸の冷えは暴飲暴食、ストレス、スイーツなどが主な原因

この時期に特に多くなるのが、腸の冷えです。もちろん冬の寒さの影響が大きいのですが、ほかにも原因があります。
腸は筋肉でできているため、しっかり消化活動をしているとその筋肉が活発に動き、熱が生まれて体全体を温めます。しかし暴飲暴食や冷たい食べものや飲みものの取りすぎ、忙しさからくるストレスなどによって腸の機能が低下してしまいます。すると、消化活動も停滞気味になって熱が生まれにくくなり、腸の冷えにつながるのです。
食後のデザートタイムを楽しみにしている方も多いですよね。つい食べてしまうスイーツ類も、腸の冷えにつながります。
ケーキや果物などに多く含まれる糖分は腸に吸収されやすいため、消化活動があまり活発にならず、熱が生まれにくいんです。また、糖分そのものに冷やす性質があることからも、スイーツを食べすぎると腸の冷えを招くことになってしまいます。毎日食べるのは控え、週末だけと決めたり、週に1回と、マイルールを決めるのもいいですね。
腸の冷えは自覚しにくいものだけれど、放っておくと全身の冷えにもつながるため、意識的にケアをすることが大切です。

しっかりとおなかを温めるバスタイム

忙しくて入浴時間は短く、シャワーだけで済ませているという方もいるかもしれません。冬場はもちろん夏場でも毎日、湯船にしっかりつかりましょう。38~40℃のぬるめのお湯に15分ほどつかるとぽかぽかと体の芯から温まり、副交感神経が優位になります。腸の働きもアップし、全身の代謝もよくなって、いいことずくめですよ。

ゆっくり湯船に浸かっている間にマッサージをしましょう。
便が滞りやすいのは、大腸の4つの曲がり角。とくに左側の肋骨の下と、右側の腰骨の下に溜まりやすいので、やさしくもみほぐすと排便がスムーズに。腸は刺激が伝わりやすいため、強く押すのは控えましょう。続けて手をお椀形に丸め、大腸の内側にある小腸を左右にゆっくりさする。両方で1分くらいを目安に行いましょう。

夜のリラックスタイム

腸の冷え対策としてまず意識したいのが、夜に脳を休ませる時間を確保することです。脳を使っていると交感神経が過剰に働いてしまうため、腸の血行が悪くなり冷えにつながってしまいます。
テレビやパソコン、スマホなどの画面が発する光の情報は脳に強い刺激を与えるため、ただ見ているだけでも交感神経を優位にしてしまい、腸の血行不足の原因となります。夜寝る前は、スマホなどを見ないでリラックスする時間を持つように意識することが腸の冷え対策になるのです。好きな本を読んだり、音楽を聴くのもいいですね。
冷え対策には、貼るタイプのカイロを下腹部と背中側の骨盤部分に貼るのもオススメ。腸をお腹側と背中側から挟むように温めることで、血行がよくなり、全身に温かい血液がめぐるようになります。ただし、カイロを貼ったまま寝てしまうと低温やけどのリスクがあるため、寝る前には必ずはがしてください。
腸の冷えは万病のもとでもあるので、しっかりケアをして健康に過ごしましょう。

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