コーヒーは体に良い飲み物?それとも悪い飲み物?
コーヒーを飲むと寝付きが悪くなる、お腹がゆるくなる、ということを聞いたことはありませんか?
ところが、実際にはコーヒーを飲むことで、腸内の細胞をバランスを整えることが可能になるのです。ここではコーヒーと腸活の関係について知っていきましょう。
コーヒーを飲むと腸内細菌の種類が豊富に
コーヒーオリゴ糖は正式名称、コーヒー豆マンノオリゴ糖です。
コーヒー豆のカスから抽出し発見されました。コーヒーオリゴ糖は主に腸の働きを助ける作用があります。
そうすると、お腹の中の善玉菌が増えて腸の働きが活発になり、お通じが良くなるのです。
さらにコーヒーが腸活に役立つのは、大腸の運動を促すからだけではありません。コーヒー豆由来の水溶性食物繊維には、すでに腸内に棲みついているビフィズス菌を増やす働きがあります。
ビフィズス菌は、食物繊維を分解する際に短鎖脂肪酸を産生します。短鎖脂肪酸は腸内のphを保って腸内環境をいい状態に保ち、腸のエネルギー源となるなど、腸内環境の美化に欠かせない存在です。
カフェインでリラックスしよう
カフェインは大腸などの消化器官を刺激する作用があり、コーヒーに含まれるもっとも特徴的な成分です。
腸はカフェインにより刺激されることにより、蠕動(ぜんどう)運動を加速させます。蠕動運動というのは、消化した食べ物を腸の外に出そうとする腸の動きのこと。蠕動運動が活発になることにより、さらに腸の動きがよくなります。
カフェインの他の作用として、大腸の大部分をしめる結腸の筋肉をリラックスさせる働きもあります。カフェインによる腸への刺激と腸の筋肉がリラックスすることにより、便意がより感じやすくなるとも言われています。
コーヒーを飲むときの注意点!どのくらい飲んでいいの?
どんなに体に良いといわれることでも、過剰に摂るのは控えましょう。腸内環境のためにコーヒーを飲むなら、1日2,3杯ほどに止めておきましょう。一般的にコーヒー1杯(150ml)には、およそ60~90mgのカフェインが含まれています。
1日のカフェイン摂取量目安は成人で約400mg未満とされています。カフェインはお茶やチョコレート、薬剤などにも含まれていますから、コーヒーを大量に飲むと1日のカフェイン摂取量を軽く超過してしまうことになります。コーヒーは腸に良い影響を与えますが、飲みすぎると胃痛や頭痛を引き起こすなど、カフェイン中毒になる恐れがあるので注意して、飲むようにしましょう。
コーヒーを飲んで健やかな体作りを
適度にコーヒーを飲むことは、体に良いだけではなく、腸にも良いことがわかりました。しかし、コーヒーさえ飲んでいれば良いという訳ではありません。腸内環境を整えるためには、日々の食習慣の改善や適度な運動をすることがとても重要です大切です。
腸に良い生活は健やかな体作りに繋がりますから、コーヒーを飲む習慣を取り入れて、楽しく腸活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。